2016/03/05

やはり電子書籍がカギ、デジタル化は避けられない出版業界。

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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。

雑誌や書籍の売り上げの落ち込みが暗い話題として上がる出版業界ですが、津田マガの200号に明るいニュースがピックアップしてあったので今回はそのニュースについて書きます。

電子書籍が普及してから、僕の場合はここ数年でかなり本を読むようになったので紙、デジタルの形態はどうであれ出版業界には活気を取り戻してもらいたいと思っています。

そのきっかけがデジタル化にあることは明らかで、今回それが証明された形となりました。

データから見る出版不況の終焉

まずは以下のニュースをご覧ください。

結構ボリュームのある内容ですが、グラフなどのデータが多く使われていて、理解しやすく説得力のあるものになっています。

内容を要約すると、雑誌の売り上げの落ち込みが激しくそれは今後も避けられないが、書籍は拡大の可能性があるので、「雑誌の書籍化」+「書籍のデジタル化」=「雑誌の電子書籍化」が今後の出版業界のカギになるといったところでしょうか。

デジタル化に重みをおいた出版社は成功し始めている

上記ニュースと同時に紹介されている以下のニュースを見るとやはりデジタル化の波から決して逃げてはならないことがわかります。

特に「ハースト婦人画報社」のニュースは参考にすべきところがあるのではないでしょうか。

デジタルを中心に考えるマインドセットは、言うのはとても簡単ですが、実際にマインドを変えるには組織をあげて徹底することが大事です。

これは出版業界だけの話ではありません。 例えばこれから明らかにスマートフォン中心の時代にあるのに、新しい企画やサービスの立ち上げの議論のスタート地点がPCになることは今でも結構あるのではないでしょうか。

僕もこのブログに関してはスマートフォンで見られることを第1に考えて設計しています。

紙は特別なものに

以前書いた以下の記事で「Numero TOKYO」の編集者である軍地彩弓氏(@sgunji)は、「紙の本は高級なものとなる」、「とっておきたいものが紙の本として作られる」、「特別なものが今後紙の本として残っていく」という風に言っていました。

雑誌もその流れに乗り、好きなアーティスト、テーマのものだったら人は惜しみなくお金を出すわけなので、週刊や月刊という形ではなく特別号のような形を見据えて考えることが重要です。 これを「雑誌の書籍化」と呼んでいるのでしょう。

まとめ

元気がないと思われがちな出版業界ですが、戦い方を変えればまだまだ可能性があるということがわかりました。

とはいえ世界のトレンドから日本の出版業界のデジタル化が遅れていることは確かなので、マインドセットを変えて巻き返してほしいです。


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