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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。
村上隆氏は言わずと知れた国際的にも高い評価を得ている現代美術家のひとりです。 「Kaikai Kiki」で知っているという方も多いでしょう。
六本木ヒルズの森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」に行ってきました。 僕は美術館に足を運ぶ機会が多いわけではありません。 どちらかというと美術館の絵の前でどれくらい絵を眺めればいいのかなど、美術館というものに戸惑う気持ちの方が大きいです。
しかし、今回の村上隆氏の展示はコンセプトがおもしろく初心者の僕でもとても楽しめました。
撮影OK、SNSシェアOK
まず僕がいいなと思ったのは、こういった展示には珍しく写真撮影OK、SNSでのシェアもOKということです。 珍しいとは言いましたが、最近はSNSによる宣伝力が無視できないようになっているので、あえて撮影OK、SNSシェアOKの場所が増えていると思います。
シェアされた画像だけでは味わえないリアルそのもののコンテンツ力にも自信があるからこそできることでもあります。 展示の内容には直接関係ありませんが、こういったところも先進的な村上隆氏らしいです。
全長100mの世界最大級の絵画
今回の作品のすごいところは、全長100mの世界最大級の作品を約1年間で完成させたというところです。 もちろん村上隆氏1人で作品を完成させたわけではなく、日本中の美術大学から200人以上のスタッフを集めて、制作スタジオも改装して24時間体制で制作できるような環境も整えたといいます。
村上隆氏はこの作品で3つの挑戦をしています。 1つは、絵描きとしてここまで大きな絵を構成できるのかという力試し。 2つ目は、西洋的な現代美術からの離脱。 3つ目は、大人数の制作による偶発的な才能の開花を1つの作品に取り入れるということ。
この3つのコンセプトは、素人にもとてもわかりやすく僕のような普段美術に触れることのない人でもおもしろいと感じることができるポイントです。
作品をいくつか紹介
撮影OKの展示ということでせっかくなのでいくつか作品を紹介します。 まず「五百羅漢」とはなんなのでしょうか。
五百羅漢とは釈迦の教えを広めるため、煩悩を滅し人々を救済するためこの世にとどまっている聖人です。羅漢信仰は平安時代に日本へ伝えられたとされ、江戸時代以降には各地に彫像や絵画がつくられて全国規模の隆盛を見せました。案内パンフレットより
何と言っても色使いが特徴的です。 目に飛び込んでくる感じがあります。
今回、絵画制作をアニメーション映画制作の手法に置き換えて作り上げていったというのも興味深い部分です。
一見の価値あり
美術館によくある音声ガイド、今回は斎藤工さんのナレーションでした。 とてもいい声で聞きやすかったです。
また、村上隆氏に代名詞とも言える「お花」のクッションが用意された休憩スペースもありました。
美術館を出てきた後に、「あー、おもしろかったね」という感想を思わず言ってしまうような展示です。 ぜひ足を運んでみてください。
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