2015/12/08

少子化対策こそ最良の経済対策である。(津田大介の「メディアの現場」vol.191 / 津田マガ)

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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。

安倍総理が打ち出した「新3本の矢」。 その中でも注目されているのが少子化対策。

それと時期を同じくして、社会学者の古市憲寿氏が書いた「保育園義務教育化」という書籍が注目を集めています。 政府が提案する子育て支援がいけてないのはなぜなのか。 そんなことがわかるメルマガの内容になっています。



保育園義務教育化のメリットは?

まず子育ての問題を考えるときに起こる議論として「子どもを自力で育てる派」と「保育園を利用したい派」の構図になりがちですが、これは何も意味のないことです。 義務教育化にはどちらの保護者に対しても選択の幅を提供することになります。

例えば、「保育園を利用したい派」は、やはり働き続けたいという願望があるのだと思うし、「子どもを自力で育てる派」も数時間の空き時間はときどきはほしいわけです。 日本での子育ては「罰ゲームだ」と言われるほど大変なことが多いわけですが、それを制度で解決してしまおうということです。



経済効果もある

アメリカの実験結果では、幼児期に良質な教育を受けた子どもは大人になってから犯罪者になりにくいそうです。 これは少し極端な例かもしれないですが、家族という限られたコミュニティーにいるより少しでも外の世界に触れることで学ぶことはいっぱいあるというのは大人も子どもも一緒でしょう。

また、保育園義務教育化で女性が働きやすくなると炊事洗濯を楽にするためにいろいろな家電を買うというデータもあるみたいです。 これは短期的な経済効果になりそうです。



保育園義務教育化という概念が広がることが第1歩

おもしろいのは、今回の対談相手である古市氏が結婚もしてないし、子どももいないし、子どももそんなに好きでもないというところです。 社会全体を見渡して考えたときに必要だと感じたことが著書には込められています。

部外者が語ることで感情論にならずに考えることができるということもあります。 「保育園義務教育化」に関してはとても気になるのでKindleでポチりました。 読み終えたらまた書評を書きたいと思います。



ツイッター上の感想

津田マガVol.191についてのツイッター上の感想をまとめておきます。


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