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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。
早い段階からデータを活用して、実際にメダルも獲得してきたバレーボール。 新たなデータの活用としてバレーボールのリアルタイム分析に機械学習を導入するとのことです。
バレーボールやバスケットボールのように話し合いが多いスポーツにはデータ戦略が向いているとはいえ、ついにここまで来たかという衝撃のニュースでした。
機械学習とは
機械学習とは、データから反復的に学習し、そこに潜むパターンを見つけ出すことです。そして学習した結果を新たなデータにあてはめることで、パターンにしたがって将来を予測することができます。機械学習とは? | SAS
インターネットの世界では、検索結果の並び替えに使われていたり、ニュースや商品のレコメンドに使われていたりして、今では欠かせない技術になっています。 世界中でも多くの研究者が最先端の研究を行っていて、我々の気付かないところにも実は機械学習が用いられてたりします。
ただ、スポーツへの積極的利用は世界的にも珍しいのではないでしょうか。
セッターの次の行動を予測
今回のニュースでは、パレーボールの中でもセッターに絞って行動予測を行っているそうです。 予測するために事前に与える情報は明らかになっていませんが、直前のアクションだったり、点差だったり、出ている選手だったりが予測するための情報になるのでしょうか。
実際にコーチ陣の予測と機械学習による予測を比較すると機械学習の方がコーチよりもよくなるケースも見られたそうです。 現在は選択肢の絞り込みという点で十分活用できる精度になっています。
機械学習の特徴としては、実際のテストを繰り返しながら予測に使う情報を追加したり、計算方法を変えたりして徐々に精度を上げていくのが結果として近道になるケースが多いです。 なので実際の現場で導入できているということは非常に大きくて、これからはブラッシュアップをやっていけばいずれよいものができると考えられます。
テクノロジーに人が動かされている!?
機械学習による予測の精度が高まると、もう機械が導き出した答えどおりに動くことが1番の作戦となり、果たしてそれでいいのかという議論があると思います。 しかし、僕は逆に人が判断するという部分がより明確になりスポーツがよりおもしろいものになる気がしています。
例えば、アタックのミスが続いているアタッカーにはセッターはトスを上げづらいという予測結果が出ていたとしても、それでもうちのエースだから信じてトスを上げ続けたら大事なところで結果を出してくれたとか。 機械学習の予測結果では、ライトにトスを上げると出ているが、監督の勝負師の勘でレフトにブロックを固めたら見事的中しただとか。
こういう醍醐味はなんだか増えそうですよね。
まとめ
バレーボールは点数取ってからサーブを打つまでにインターバルがあり、データ活用に向いているスポーツだと思います。 そして、技術の進歩でバレーボール以外のスポーツもデータの活用がなされていくでしょう。
スポーツといえば、運動神経がものをいう世界だったのが、数学の力や統計の力などでチームを勝たせる時代になるのかもしれません。 そうすればまたスポーツの見方がおもしろくなりますね。
スポーツにおけるデータ活用はこれからも注目です。
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