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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。
ときどき聴きたくなるアーティスト「マイラバ」。 以前もこんな記事を書いてます。
そんな感覚を持つのは僕だけではないようで、作品の届ける側である「My Little Lover」ですらそれを感じて今回のアルバム発表になったようです。 デビュー20周年を迎えた「My Little Lover」。
「また、マイラバが聴きたくなった」というキャッチコピーにぴったりの作品になっています。
いつまでも懐かしい感じ
マイラバの楽曲は、初めて聴いてもどこか懐かしさを感じるという特徴があると思います。 「昔、深夜のラジオで流れていた感」とでもいいましょうか、そんな雰囲気があります。
今回のアルバムに収録されている曲で先行配信となっている「ターミナル」、これはまさにそんなマイラバらしさ全開で、歌詞の内容も20周年を迎えて原点に戻るというか、昔を思い出すという感じが今の状況とマッチしていますね。
My Little Lover / 「ターミナル」 映画verフルサイズ (Official MusicVideo) https://t.co/wzR5Naho8u @YouTubeさんから
— にしじゅん (@jnishimu) 2015, 11月 18
儚さと力強さと
re:evergreenの特設サイト内に書かれているエピソードからマイラバの中にある儚さと力強さが感じられます。
「この20年間、色々なことがありましたが、学べたこと、成長出来たこと、でももっと成長したいと思う部分も含め、自分を俯瞰で見られるようになったのは確かです。『evergreen+』に関しては、スタジオで新たな息吹を加えている作業を見ているうちに、今の自分が歌ったらどうなるだろう?という興味がわいたので、試しに小林さんに相談してみましたが、あっさり却下されました(笑)。ただ小林さんから新作の構想を聞かされ、"むしろ当時のままのほうがいいんだ"と納得しました。新曲たちの制作に関しては、『evergreen』自体が肯定的なアルバムだったので、"あまり変化球的な要素は要らないのでは?"など、色々と相談しつつ、詰めていきました。」
マイラバの1番の武器はボーカルであるakkoさんの儚くも透明感のある歌声です。 そして、その声を生かす楽曲を作り上げるのが小林武史氏 。
akkoさん本人以上にakkoさんの歌声を最大限に引き出す方法に自信を持っていて、それが上のような「却下」のエピソードにつながっているのでしょう。 この儚さと力強さの絶妙なバランス(裏を返せば、akkoさんと小林武史氏のアンバランスさ)がマイラバなのでしょう。
まとめ
小林武史氏、僕が偉そうに言うのもなんですが、頭がいいですね。 音楽センスだけでなく音楽が情報化されてしまっている現状を踏まえて、自分がどうあるべきかを考え、形にする。
結局、想いはずっと繋がっていたということに気づいて今回のアルバムの形になったわけですが、そのエピソードだけでも「re:evergreen」を聴いてみようという気になります。 そしてそのエピソードを元に、この曲を選んだのはなぜか、この曲順になったのはどういう意味があるのか、それを感じるには1曲ずつの単体の曲ではなく、アルバムを手にするしかないのです。
アルバムとしての価値がこの「re:evergreen」には異常なまでに感じられます。 ぜひチェックしてみてください。
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