2015/11/25

「チームの力を引き出すために何をするのか」フォロワーシップによるチーム作り。 #六本木アートカレッジ 「クリエイティブ・シャワー2015」に行ってきました。

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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。

六本木のアカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー 49階)で開催された六本木アートカレッジに参加してきました。 クリエイティブ・シャワーと題して行われた今回の六本木アートカレッジ。 そのテーマ通り、様々なジャンルの豪華ゲストのトークをシャワーのように浴びまくり、とても刺激を受けました。

過去3回に引き続き今回は4回目です。 今回はU20ラグビー日本代表監督の中竹竜二氏(@ryujinakatake)と面白法人カヤックの柳澤大輔氏(@yanasawa)のセッショントークテーマは「チームの力を引き出すための方法論」。

特にマネージメント職についているビジネスマンには興味深い内容だったと思います。

過去のレポートはこちら。

 

面白法人カヤック 柳澤大輔氏

面白法人カヤックはとてもユニークな人事制度なんかで前にもちょっと話題になったりしていた会社です。

最近では「ちゃんりおメーカー」を作った会社といえばわかりやすいのではないでしょうか。

とにかくこれだけでもおもしろいことをやってそうな会社ということがわかると思います。

柳澤大輔氏は以下のことが得意と言っていました。

  • 組織作り・面白社内制度
  • クリエイティブディレクター
  • ITによる地域活性化

こういう本を書いていたり、カンヌライオンズの審査員をやったり、カマコンバレーLLPの発起メンバーであったり活動は幅広いです。

U20ラグビー日本代表監督

中竹竜二氏は早稲田大学ラグビー部の監督として知っている人も多いのではないでしょうか。 情熱大陸なんかにも取り上げられていたはずです。

今はU20ラグビー日本代表の監督の他に日本ラグビー協会のコーチングディレクターという肩書きもあるようです。 中竹竜二氏は何と言っても「フォロワーシップ」の人ですね。 数多くの本も出しています。

リーダー不要の組織、メンバーが自分たちで考え、課題を解決する組織作りを得意としています。 ここ最近このようなリーダー像が流行ってますよね、そのブームを作ったと言っても過言ではないでしょう。

強烈なリーダーシップを発揮出来る人はなかなかいないように思いますが、フォロワーシップなら意識すれば誰でもできそうな気がします。 企業のマネージメント職の研修の教材なんかにもよくなっているようです。

中竹竜二氏はこのフォロワーシップで早稲田大学を2年連続の大学日本一に導いています。 結果を出しているというところがかなり説得力がありますね。

文化を定着させるための組織作り

カヤックの柳澤大輔氏はどういう組織でいたいかをベースに組織のルール作りを進めていったと言います。 サイコロ賞与も遊び心を忘れてほしくないということの一環なのでしょうね。

そして、メンバーのひとりひとりがクリエイティブであってほしいという意味を込めて「つくる人を増やす」という経営理念を掲げています。 シンプルですね。

そして、カヤックのホームページを見ていて1番共感した言葉がこちら。

「何をするか」より「誰とするか」

これはとても共感します。 結局一緒に働いていて楽しいのが1番なんですよね。 仕事の内容はあまり関係ない。

楽しいことを一緒にできる人を選べば、内容が大事だという人も、そういう人と自然に関わるようになると思います。

楽しそうな会社ですね。

とにかく問いかける

中竹竜二氏のやり方はとにかく問いかけるということ。 どうすればいいと思うのか自分で判断させるのです。

究極には自分がいなくなっても回る組織がいい組織なのです。 これを名門大学のラグビー部で試すというのはとても勇気がいることだったと思います。

やはり部活は厳しいというイメージなので、有無を言わさない感じがしますし、それで過去において結果が出ているのも事実です。 でも人にはそれぞれのスタイルがあるわけでそれを間違えるとたちまちうまくいかなくなるものです。

中竹竜二氏は早稲田大学の監督時代、とことん選手と話してそのときに応じてチーム作りを変えてきたと言います。 それぞれ異なった方法で大学日本一を果たし、フォロワーシップの重要性に自信を持ったのでしょう。

日本の社会を考えると、強いリーダーシップを発揮出来る人を管理職にするのでは全然数が足りないと思います。 フォロワーシップを意識して、相手に寄り添うタイプのリーダーがいてもいいと思いますし、本来はそうあるべきなのかもしれません。

とても参考になる考え方だと思います。

まとめ

このセッションは一応お題が用意されていたのですが、ひたすらお互いの興味に従って話が進められてとてもおもしろかったです。 しかし、結果としてセッション自体が4つのお題への答えになっていました。

六本木アートカレッジの他の記事はこちら。


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