2015/10/23

アップルもマクドナルドもベネッセも結局はピープルビジネスである。

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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。

今回の津田マガ185号は何と言ってもベネッセの原田社長との対談がとても読み応えがありました。

アップル、マクドナルドと業績不振から復活に導きベネッセで何をしようとしているのか。 詳しく書かれています。

 

マクドナルドでやったこと

2004年に原田社長が就任するマクドナルドは、作り置きすることですばやく商品を出すことに対応していました。 それを「メイド フォー ユー」という合言葉とともにできたてをすばやく提供するシステムに100億円をかけて変更したとのことです。

そして、24時間マックやメガマック、ビッグアメリカシリーズなど時代の流れを読みきってV字回復を果たしました。

アップルもマクドナルドもピープルビジネスだと言い切る原田社長。 ベネッセも同様だと思っているようで、過去のフレームワークに当てはめていろいろな施策を打っていくのでしょうね。

DMモデルからの脱却

小学校のとき進研ゼミから届くダイレクトメールに入っていたマンガをめちゃくちゃ読んでました。 あの見事なまでの水戸黄門ストーリー。 かなりの中毒性がありました。

しかし、これは退会者を新規客で補うビジネスモデルです。 来るもの拒まず、去るもの追わずなスタイルです。

この点に関しては、今いる顧客をないがしろにしているという反省があったようです。

そこで考えたのが「エリアベネッセ」。 僕はまだ利用したことがありませんが、地域の相談室としてリアル店舗を設置したのです。 お客様との接点を増やし意見を吸い上げそれをサービスに生かすことを目的としたリアルな店舗はとてもいい発想ですよね。

これまでは「揮発性」が強かったお客様との接点でのデータもリアルな接点を設けることで積み上がりを生み出す効果が充分にあったようです。

これからの展開

今後の展開としては、当然デジタル化は進めていくことの1つでしょう。

オンライン教育サービス「Udemy」との業務提携もその一環で、子どもだけではなく社会人やシニアもターゲットにしているところが今までと違ってユニークです。

そして、海外進出も外せない戦略でしょう。

すでに中国、韓国、台湾などでは「こどもちゃれんじ」などの教育分野では会員数を伸ばしています。 他にも介護事業も海外進出の可能性があるサービスを持っていて、これから訪れる各国の高齢化社会においてはとても重要な事業となるはずです。

まとめ

何かと批判の対象になりがちな原田さんですが、いろいろは事業を成功させてきたのはまぎれもない事実です。

これからのベネッセの動きに期待ですね。


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