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こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。
個人ブログも1つのメディアということで、メディアのあり方にはとても興味があるのですが、津田大介さんのメールマガジン通称「津田マガ」の198号で新しいジャーナリズムの話がありとても興味深かったです。
今までのジャーナリズムというのはいわゆる「ジャーナリスト」と呼ばれる人たちの経験やセンスに頼る部分が大きく、その必要性に関してはこれからも必要だと思うが、新しいキーワードとして「データジャーナリズム」というものが出てきていました。
データジャーナリズムとは
データジャーナリズムという言葉、僕は初めて聞きましたがWikipediaの情報もまだあまりリッチなものではなかったので、ここ数年で話題になり始めたのかなと勝手に推測しております。
データジャーナリズム(英: Data journalism)は、調査報道の手法の1つである。大規模なデータの集合体をフィルタリングし解析することで、新たな解釈を作り出すことを目的としており、データ駆動型ジャーナリズム(英: Data driven journalism)とも言われる。 インターネット上で自由に得られるオープンデータを扱い、オープンソースとして公開されているツールで分析を行う。データジャーナリズムは様々な領域において新しい基準を見いだすことを目標としており、例えば、データジャーナリズムによる発見を通し、消費者・ビジネスマン・政治家・その他社会に関わる全ての人が、今まで知ることのできなかった物事の規則性を見つけたり、意思決定に役立てられることを目指している。このように、データジャーナリズムは、既存のジャーナリスト達が社会で適切な役割を果たすための切り札となる可能性を秘めている。
内容自体は名称から想像する通りですが、これが技術的にできるようになってきたというのが重要な部分です。 それにしても「データドリブン」ってIT業界ではよく聞くバズワードみたいなものですが、日本語に訳すると「データ駆動型」なんですね。 なんか違和感。
プロテニスプレーヤーの八百長疑惑
先日、注目される中始まった「BuzzFeed Japan」そのときの目玉記事として掲載された「プロテニスプレーヤーの八百長疑惑」がまさに「データジャーナリズム」だったとか。
ビッグデータをジャーナリズムに応用する「データジャーナリズム」はここ数年ニューヨーク・タイムズやガーディアンを中心にさまざまなかたちで試行錯誤されてきたが、この記事は具体的にどういうデータをどう分析したら八百長の可能性が見えてきたことをわかりやすく示している。記事がもたらす社会的インパクトも鑑みれば、これまでで最も影響力の大きい「データドリブン」のジャーナリズム事例になるのではないだろうか。津田マ198号より
内容はとても興味深く、具体的なシミュレーションロジックにはもちろん触れられていなかったですが、ジャーナリズムの世界にもデータサイエンスの活躍の場が出てきたなという印象を持ちました。
インフォグラフィックとの相性の良さ
津田マガでは、国内のデータジャーナリズムの事例として、以下の記事をあげています。
こう言っては失礼極まりないのですが、日経新聞のサイトとは思えない洗練感が出ていて、最近流行っているインフォグラフィックという点でもいいです。
米英と比べると2年は遅れているものの、オールドメディアがようやく本気でこの分野に力を入れ始めたことが伺える。
バックエンドのデータ部分はデータサイエンティストの力の見せ所ですが、見せ方という点ではUI(ユーザインターフェイス)やUX(ユーザエクスペリエンス)を専門にしたデザイナーの活躍するところです。 UIとUXの違いについては以下の記事がわかりやすいですので、知らなかったという方は読んでみてください。
まとめ
データジャーナリズム、これから一気に加速しそうな分野です。 ちょっと各ニュース関連企業の動きから目が離せないですね。
先ほど津田マガvol198を配信しました。今回は「メディアと自民党」をテーマに、自民党の平将明議員、西田亮介さんとおこなったトークイベントの模様に加え、好評のメディア論壇時評、サミーさんの新連載などをお届けします。どうぞお楽しみに! https://t.co/imN5tL6etA
— 津田大介の「メディアの現場」編集部 (@tsudamag) 2016, 2月 6
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