2015/11/13

元日本代表監督・岡田武史氏のFC今治での新たな挑戦。

スポンサーリンク

こんにちは!にしじゅん(@jnishimu)です。

今回の津田マガvol.187は何と言ってもサッカー元日本代表監督の岡田武史氏との対話の文字おこしが注目のコンテンツです。

日本代表を2度ワールドカップに導いた監督としても有名ですし、僕らマリノスファンからすると2度の年間王者のときの監督が岡田さんです。

常にチャレンジをして結果を残し続けてきた岡田さんの新たな挑戦。 サッカーファンならずとも注目です。

FC今治とは

FC今治はJ1からJ3で構成されるJリーグの下のJFLのさらに下の地域リーグのうちの四国リーグ、つまり実質5部にあたるリーグに所属しているチームです。

日本のトップで活躍していた「市川大祐選手」や「山田卓也選手」が所属しています。

そこで岡田さんは監督ではなくオーナーという立場で活動なさっています。

ホームスタジアムは愛媛県今治市にある桜井海浜ふれあい広場サッカー場。 収容人数が約1,000人ということからもJリーグに比べて規模が小さいことがわかります(マリノスのホームである日産スタジアムは7万人以上収容)。 設立も2012年2月1日ととても新しいチームであることがわかります。

なぜFC今治なのか

多数のオファーがあったことは容易に想像がつきますが、なぜFC今治のオーナーだったのでしょうか。 それは一貫した方針で育成年代からトップチームまでをマネージメントしたかったということのようです。

きっかけはスペイン人のコーチに「スペインにはスペインらしいプレーがあるのに日本にはないのか」と言われたことがきっかけみたいです。 日本人らしいスタイルを確立するためのチャレンジを今治でならできると感じたということです。

岡田メソッド

日本人らしいスタイルを確立する方法が、それが岡田メソッドです。 これはメディアがつけたものではなく、ブランドとして岡田さんやチームが打ち出しているもの。

しっかりとホームページにも載っています。

日本人(アジア人)が世界で勝つために、育成からトップまで一貫した「型」を意識し、サッカー道における「守破離」を体得・実践していくチームづくりの新しい考え方。
技術とコンビネーションを前面に出した攻撃的ポゼッションサッカーにおけるあらゆるパターンの「プレイモデル」を整理し、それをバイブルとする。それを土台として独自の「トレーニングメソッド」を開発し、日々の練習で身につけることで、全員で同じビジョンを共有しながら個々の発想が生かされるチームをつくっていく。 つまり「岡田メソッド」は、日本人の強みである組織力を最大化するために、プレイモデルいう理想形とトレーニングメソッドという練習法を往復することで、チームの「型」をつくりあげながらも個々が創造的に「型」を破り離れていくものである。

このメソッドを使ってビジョンとして、実に岡田さんらしい3つの目標を掲げています。

トップチームのビジョン

  • 2025年にはJ1で常時優勝争いをするチームとなり、ACLで優勝を目指す。 
  • 2025年にはFC今治から5人以上の日本代表選手を輩出する。
  • サッカーを通して、今治に、日本に、世界に、夢と勇気と希望そして感動と笑顔をもたらす。

1つ目と2つ目が具体的です。 確かに監督時代も具体的に数字をあげて説明することが多かったですよね。

優勝するためには◯勝◯敗◯分の勝点◯くらいが必要だろうとか。

ビジョンについてはホームページの特設コンテンツでインタビュー形式で語られています。 ぜひ読んでみてください。

オンラインサロンも展開

岡田さんの活躍はサッカーの現場だけにとどまらず、オンライン上でも新しい試みを行っています。 それがいま流行りのオンラインサロンです。

オンライン上での交流や議論のほか、実際に生の岡田さんと著名人との対談などが企画される「トップミーティング」も月1回程度行われるみたいです。 月額10,800円の料金はFC今治の強化資金としても使われるみたいです。

オーナー初心者とは思えない敏腕ぶりです。

まとめ

岡田さんの新しい挑戦、とても楽しみです。 いまから10年後の2025年に日本人らしいサッカースタイルが確立されて、ワールドカップの決勝トーナメントで世界の強豪とガチンコでやりあう日が来るのでしょうか。

岡田さんは津田マガ内の対談記事で日本代表の監督はやらないと言っていましたが、僕は岡田メソッドが確立され、浸透したときにもう一度岡田監督率いる日本代表を見てみたいです。


この記事のシェアはこちらで!
スポンサーリンク